新年明けましておめでとうございます!
今年こそはコロナに打ち勝ち、海外に羽ばたきたいものですね(°▽°)
今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
年末年始には映画Weekって決めてたので、気の向くままに観た作品を勝手に評していきたいと思います。
"悪魔のシスター"
怖さ★★ 演出★★★★ ストーリー★★★
【あらすじ】
モデルをしている美しい主人公ダニエル。
ある時TV共演した俳優フィリップと食事をしているとダニエルの元夫が現れ強引に連れ出そうとする。フィリップは心配になり彼女を家まで送った次の日、凄惨な殺人事件に巻き込まれる。
ダニエルの秘密とは、元夫との関係は…?
【感想】
ヒッチコックの大ファンである監督と、その音楽を手掛けたバーナード・ハーマンによる作曲はとても良い。画面を半分に分ける事で今何が起きているのか、あえて共有する事でハラハラさせられる演出も良かった。
これが監督の自主制作映画だったのだからクオリティが凄い(後にミッションインポッシブル等を手掛ける大物監督となる)
初見ではゾッとする何かが少なくて、物足りなさを感じてしまいましたが、振り返って考えてみるとじわじわとくる作品でした。
"マローボーン家の掟"
怖さ★★★ 演出★★★ ストーリー★★★★
【あらすじ】
恐ろしい父親から逃げる為、イギリスから移住してきたマローボーン一家。しかし病弱な母親は体調を崩し帰らぬ人に。長男ジャックを始め残された四兄弟と懸命に生き抜こうとするも、突如父親が現れた日からこの家に3つの掟が出来た。
・鏡を覗いてはいけない
・マローボーン家の屋敷を離れてはいけない
・屋根裏部屋に近づいてはならない
【感想】
スペイン映画のほの暗い香りは正に良作!
モンスターでしたよ、みたいな適当なストーリーではなく全ての伏線を回収した上でじわじわとした恐怖も与えてくれます。
手書きの日記兼物語を読ませる事で、どんなに凄惨な事が家族に起こったのか、又アリーの撮った写真の美しさが後々考えさせられる演出でした。
"テリファー"
怖さ★★演出★★★ ストーリー★★
【あらすじ】
ハロウィンの夜、タラとドーンはダイナーで不気味なピエロに出会う。店を出た後、トイレを借りに行ったタラを車で待っていたドーンは、ラジオから先ほどのダイナーで殺人が起こり、犯人はピエロの格好をした人物であると速報を聞いてしまう…
【感想】
個人的にはただゴア描写が過激な胸糞映画でした。かなり高評価のスプラッタ映画なだけに、残念です。グリーンインフェルノや血の3部作には届かない内容だし、最後の殺人ピエロのオチで冷めました。
まぁヒロインの交代劇や、皮を被って徘徊したり、一切声を出さないで表情と仕草が一貫してピエロというのはトラウマ級でした。家族と恋人とはグロ耐性あっても一緒に見ない方が良い作品。
でも続編発表があるので、人気はそれなり
"タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら"
怖さ★ 演出★★★ ストーリー★★★★★
【あらすじ】
いわく付きの場所に大学生メンバーと怪しい二人組が時を同じくして出会ってしまった。大学生たちは二人組を怪しいと思い込んでおり、タッカーとデイルは大学生の若さと美しさを遠巻きに見ているだけ。
ツイてないヤツらの新しいホラーパニック映画が始まる
【感想】
どーしてそうなるんだ!これ収まるの?と終始つっこみたくなるコメディホラー映画。でも実は愛と?友情の映画なんです。因みにこれは以前観て面白かったので2回目ですが飽きません。
グロ描写もありますが、話としてきちんと構成されている良作B級^o^
"スケアリーストーリーズ"
怖さ★★★ 演出★★★★ストーリー★★★
【あらすじ】
ハロウィンの夜に、かつて栄華を極めるも一族全員が失踪し廃墟と化した家に主人公たちは肝試しに入り、一冊の古い本を持ち帰ってしまう。その本はかつて家族に虐げられていた少女が書いた様々な恐ろしい話が綴られており、その日を境に次々と子どもたちが行方不明になっていく…
【感想】
雰囲気とか結構不気味で怖い正統派ホラー。しかし、もうひと推し足りない恐怖なので残念でしたね。赤い部屋の話が1番嫌だー!ってなりました。夢に出るわ!って。
主人公の女の子が1番戦犯過ぎるけど、もっと怖く作ってくれたら満点の惜しいなぁってホラーでした。でも良作だと思います!
"Summer of 84"
怖さ★★★★ 演出★★★ストーリー★★★★★
【あらすじ】
近隣の町で子どもばかりを狙った連続殺人がおこり、警察には声明文が送られ町は恐怖に慄いていた。そんな中、宇宙人や陰謀説などに傾倒している主人公が、隣人の警察官が犯人ではないかと仲間に相談し彼をマークするのだが…
【感想】
年末年始1面白かった。スタンドバイミー要素の作品で、少年らしい微笑ましさと気になる女の子との掛け合いがありグロ描写は少ないです。良質なサスペンス映画でハラハラしちゃいます。シリアルキラーの性格をよく表現されてて、収集していたものを見た時ゾッとしました。子どもって思い込みが強いから、危ういですよね…
"八つ墓村(1977年)
怖さ★★★ 演出★★ ストーリー★★★★
【あらすじ】
主人公の寺田はある時新聞広告の尋人欄に名前が載っていた事から、自分が八つ墓村にある名家・多治見家の血筋だと弁護士に告げられる。父を知らなかった寺田は弁護士事務所で初めて母方の祖父と対面するも、祖父は急に血を吐いて亡くなってしまう。一度母親の故郷を訪れたいと思っていた寺田は、祖父の葬式がてら八つ墓村を訪れるのだが…
【感想】
ちょっとどうでも良いシーンが多かったのですが、自分のルーツ、八つ墓村の由来、その子孫の因果関係など紐解かれていく度に怖くなるストーリーは名作ならでは。何故、ちょい役とはいえ石坂浩二ではなく寅さんが金田一なのか謎ですが、面白かったです。
"ハウンター"
怖さ★★★演出★★★ストーリー★★★★
【あらすじ】
主人公のリサは16歳の誕生日前日に弟のトランシーバーで起こされ、母に洗濯を頼まれ、父は車を修理し…と同じ日がずっと繰り返しているとみんなに説明しますが、両親は信じてくれませんでした。
家の周りは深い霧に囲まれており、出ても必ず家に戻ってしまい、電話も不通。
そんな中洗濯機の裏に小さな赤いドアを見つけた日から彼女の1日に変化が訪れる…
【感想】
この作品も観るのは2回目でお気に入りです。タイムリープとホラーサスペンス要素がある斬新な発想で、人によっては何が起こっているか置いてかれる作品かもしれません。ただ、タイムリープに囚われている視点でどうやって立ち向かうのかや、犯人エドガー役の不気味さと地下の秘密が相まって私は大好きです。
"オキュラス/怨霊鏡"
怖さ★★ 演出★★★ストーリー★★
【あらすじ】
かつて父が母を拷問の上殺害。その父を銃で殺した弟は精神病院でカウンセリングを受け、11年後退院。迎えに来た姉から"あの鏡を見つけた。あの時誓った通り鏡を葬ろう"とかつての実家に鏡と共に戻ってきた。鏡の怪奇現象を11年前目の当たりにした2人は、果たして父の汚名を晴らし鏡を葬れるのか…
【感想】
怨念に取り憑かれ、45人以上非業の死を遂げている曰く付きの鏡。カメラやセンサー等を駆使して怪奇現象を記録して…とまでは良かったし、目で見てる物が現実なのか幻なのかわからなくなる演出は面白かった。
ただ悪霊の正体というか、なんでそこまで怨念パワーが強いのかとか全く明かされなくてモヤモヤ。呪いの原因を教えてくれー!となるラストだけ残念でした。
"砂の器(1974)"
怖さ★ 演出★★★★★ストーリー★★★★★
【あらすじ】
国電蒲田操作場に身元不明の男性が遺体となって発見される。蒲田駅近くのバーで、被害者と一緒にいた連れの男を見たという証言しか手掛かりは無く、その会話の中で"カメダ"というワードと東北訛りであった事から刑事の今西、吉村は秋田に向かうのだが…
【感想】
犯人はすぐに分かるのですが、何故犯人が被害者を殺してしまったのか。カメダとは何の事だったのかが複雑に入り組んだ名作。犯人とその父親との放浪の旅は涙なくしては見れない、日本の陰ともいえる歴史です。
父親との貧しく厳しい旅の時が、犯人の人生で1番幸せな時間であった事は、宿命という名曲と共に振り返ると胸が苦しくなります。
以上になります!
でも"砂の器"なんですが、母の知り合いのピアノ奏者が指のシーンを担当していたのですが…ふくよかな方だったので指が明らかに違くて気になってしまいましたね( ´∀`)笑
感動してたのに現実に戻される〜
これは超個人的な勝手に評論会なので、好きな作品があったら気にしないで下さい(゚o゚;;
いやそれにしても、観たな〜って感じです。
良し悪し関係なく乗せましたが、ここまでお付き合い頂き有難うございます。