こんにちは、お久しぶりの旅らびっとです。
コロナ騒動が落ち着かないと、旅もお休みですね_| ̄|○
3月に予定していたベトナムも、夏に予定していたハワイも延期ですよ。
でも、自分の行動で日本や他の国に迷惑をかけたくないですものね。
そこで、外出自粛などで時間があるならおすすめしたい漫画をピックアップしてお届けします。
「花宵道中」全6巻
小さな郭であっても矜恃を忘れず、夢を魅せる遊女たち。そんな様々な事情を抱えた一人ひとりの恋語り。
美しく着飾り、男に夢を与え、売られた金で家族を養い、年季が明けたら開放か身請されて羨ましい?そんな物は表面ばかりの話。
読み終わったときに、全ての伏線が繋がっていく。描写はとても見やすく、でもどこか生々しさを残す作風だと思います。今は"かげきしょうじょ!!"という歌劇を舞台にした作品も連載中。こっちも面白いけど、私はこちらの方が好み(*´-`)
安達祐実の実写映画もとても素敵で儚い良作です。
「女王の花」全15巻
"千年の花"と呼ばれる千年に一度咲き、願いを叶えるという花があるという。「亜」という古い国には名君と謳われた女王がいた。彼女は何故女王となり、何故花を求めたのか?
彼女が女王になるまで、そして従者の薄星と過ごした日々を綴る。
王とは、国とは何かをしっかり描かれている作品の中で、不器用でも着実に成長する主人公"亜姫"たち登場人物の熱を感じます。
扉絵に書かれた一枚の物語の意味が、読み終わった後振り返ると二度深みが出る作品。
「千年の花、千年の花。さぁ今こそ願いを言って。あなたの本当の願いを」
「昭和ファンファーレ」全7巻
舞台は昭和初頭、主人公 小夜子は小学生。母の連れ子であった小夜子は、今いる家族から疎外感を感じながら懸命に生きていた。大好きな唄で生きていけるように。
やがて女優を目指すも、時代は戦争に向かっていく。
時代の空気を丁寧に描いている。どこか懐かしい、旋律が聴こえてくる作品です。
今回のテーマは"心がざわつく"ですが、平和でハッピーエンドで明るく!という作品ではないです。少し文学的な深みのある、良い涙が流せる作品かなと。
大人にならなきゃ理解ができなかっただろうな。大人になって良かったなと思える漫画、
そして面白いので是非にどうぞ!